
土木施工管理技士 1級と2級の違いって?気になる難易度・仕事内容・年収の違いとは?
河川や道路をはじめ、鉄道やトンネルまで、土木工事において必要不可欠である
土木施工管理技士!1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の違いについて調べてみました。
土木施工管理技士 1級と2級の違いとは?
土木施工管理技士には、1級と2級があります。
1級はすべての土木工事で、作業工程ごとの責任者である「主任技術者」と
現場の全体を指揮する「監理技術者」の両方に選任されることができ、
あらゆる土木工事で施工管理や安全管理の業務に従事することができます。
2級は1級と資格形態が異なり、試験内容が土木・鋼構造物塗装・薬液注入の3種類に分かれています。
この中で合格した工事のその専門分野において、作業工程ごとの責任者である「主任技術者」として施工管理を行えます。
国土交通省の「監理技術者制度運用マニュアル 」には、”発注者から直接請け負った建設工事を施工するために締結した
下請契約の請負代金の額の合計が四千万円(建築一式工事の場合は六千万円)以上となる場合には、
特定建設業の許可が必要になるとともに、主任技術者に代えて監理技術者を置かなければならない(法第二十六条第一項及び第二項、令第二条)。”
とありますので、監理技術者に選任されることができる1級土木施工管理技士は、
まさに土木建築のスペシャリストと言えます。
土木施工管理技士 1級と2級の難易度は?
★★☆☆☆(やや易しい)。~★★★☆☆(普通)。
近年合格率は、
1級(学科):60.1%、1級(実地):34.5%
2級(学科):72.5%、2級(実地):42.2%ほど。
土木施工管理技士の仕事内容は?
土木施工管理技士は、道路や橋、トンネル、河川等の土木工事においての施工計画を作成し、現場で様々な作業工程の管理、安全や品質、コストの管理する仕事を行います。
・河川工事
・道路工事
・橋梁工事
・海岸工事
・トンネル工事
・上下水道工事
・土地区画整理工事
・ダム工事
・空港建設工事
・災害時の復旧工事
などが挙げられます。これらの現場には、土木施工管理技士が主任技術者や監理技術者として従事することとなります。つまり、土木工事における現場監督となるのです。土木建築業界の第一線で活躍できる資格と言えます。
特に東日本大震災、ここ数年続く異常気候による自然災害からの復旧工事、オリンピックのための造成工事などで需要が高まっており、土木施工管理技士を取得していることは昇給、転職に非常に有利となることでしょう。
土木施工管理技士の年収は?
1級土木施工管理技士は管理技術者の専任を受けられますし、受験するのに2級よりも長い実務経験が必要などの要因から、平均年収は約400~500万円となっています。一方、2級土木施工管理技士は主任技術者しか専任を受けられませんし、1級よりも短い実務経験で受験できることから、平均年収は300万~400万円と、1級よりもやや低い水準となっています。ただ、上記はあくまでも平均年収となっていますので、関連資格を取得したり実務経験を積んだりすれば平均年収以上の年収が期待できます。
平均年収:575.3万円
平均月収:38.4万円
平均時給:2,020円
年間賞与等:113.5万円
平均年齢:47.1歳
平均勤続年数:15.0年
平均年収:422.6万円
平均月収:28.1万円
平均時給:1,592円
年間賞与等:84.3万円
平均年齢:38.2歳
平均勤続年数:8.1年
まとめ
少子高齢化社会の為、だんだん働く人口が減っているため、人手不足が続いている建設業界では、特に施工管理技士が不足していると言われています。
土木工事現場には必ず土木施工管理技士を配置しなければなりませんし、自然災害の多い日本では復興工事も多いため、需要が高いです。
近年は震災や異常気象による自然災害からの復旧工事などにより需要が高まっていますので、土木施工管理技士の資格を持っていると重宝されること間違いありません。
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