2級建設機械施工技士試験は過去問だけで大丈夫?実地試験対策はコレ!!
2級建設機械施工技士の資格を取りたいけど、試験勉強って独学で合格できるのか?
合格したいけど、勉強方法はどうすればいいのか?実地試験はどうすればいい?
と疑問に思う方いると思います。
本記事は、上記の疑問に答える記事になります。
- 2級建設機械施工技士試験合格率は?
- 2級建設機械施工技士試験は過去問だけで大丈夫?
- 2級建設機械施工技士の勉強方法【おすすめのテキストや問題集】
- 実地試験対策とは?
上記の内容で解説していきます。
また、学科試験に合格しやすい勉強方法もご紹介します。
2級建設機械施工技士は、建設機械を用いる小規模現場(一般建設業)の主任技術者や専任技術者になれる国家資格です。
当然、資格を取得すれば、給料が上がったり転職が有利になる特典つきです。
2級建設機械施工技士の資格概要記事
建設関係の仕事に従事してる方、これから建設業界で働きたいって思ってる方に、キャリアアップを目指す上で知っておきたいのが、施工管理技士の資格です。施工管理技士は国家資格であり、そのうちの一つに「建設機械施工管理技士」があります。本記事では、建設機械施工管理技士の資格取得には何が必要なのかをご紹介します。
あなたのスキルアップのために、取得しておきましょう。
本記事を、資格合格の参考にしてください。
2級建設機械施工技士試験合格率は?
まず、試験受ける前に気になるのが、合格率ですよね!
2級建設機械施工技士の過去6年の合格率の推移は、下記のとおりです。
学科の合格率 | 実地の合格率 | |
平成27年 | 50.5% | 87.8% |
平成28年 | 56.8% | 87.9% |
平成29年 | 58.5% | 84.4% |
平成30年 | 58.5% | 84% |
令和元年 | 42.4% | 83.9% |
令和2年 | 38.8% | 未実施 |
過去6年の平均合格率 | 50.9% | 85.6%(過去5年の平均合格率) |
※令和2年の学科試験の合格者に対する実地試験は、まだ実施されてません。
国家資格の中では、合格率は高い方ですね!
しかし、近年の合格率を見ると、少しづつ下がってきてるもわかるので
試験対策はキチンとする方が良いですね。
2級建設機械施工技士試験は過去問だけで大丈夫?
2級建設機械施工技士の出題範囲
2級建設機械施工技士の試験は、下記の2種類があります。
- 学科試験:択一式のマークシート
- 実地試験:重機を使った実技試験
学科試験の出題範囲は、全員が対象の共通問題と、選択できる種別問題(第1~6種)に分かれています。
種別問題は下記を受けて、2種に合格が必要です。
- 第1種・第3種・第5種の奇数グループから1つ
- 第2種・第4種・第6種の偶数グループから1つ
共通問題 | 土木工学、建設機械原動機、石油燃料、潤滑剤、法規 |
第1種 | トラクター系建設機械、トラクター系建設機械施工法 |
第3種 | モーター・グレーダー、モーター・グレーダー施工法 |
第5種 | 舗装用建設機械、舗装用建設機械施工法 |
第2種 | ショベル系建設機械、ショベル系建設機械施工法 |
第4種 | 締め固め建設機械、締め固め建設機械施工法 |
第6種 | 基礎工事用建設機械、基礎工事用建設機械施工法 |
※試験時間はすべて1時間です。
2級建設機械施工管理技士試験の第一次検定の試験内容は、土木工学、施工管理法、建設機械原動機、石油燃料、潤滑剤、法規から30問が出され、60%以上得点できれば合格です。
ただし、2級の四肢択一問題は選択制で、土木工学などからの問題16問中10問の選択、
石油燃料などの問題4問は全問解答、法規問題10問は6問が選択となって、計20問の解答数になります。
2級は続いて午後から、第1種がトラクター系、第2種がショベル系、第3種がモーターグレーダー、
第4種が締め固めよう、第5種が舗装用、第6種が基礎工事用などの建設機械のうちから、受験する機械種を選びます。
1機種の問題は、20問の四肢択一問題を40分で全問解答する必要があります。
例えば2種で受験する場合、機械種はショベル系建設機械となって、パワー・ショベル、バックホウ、
ドラグライン、クラムシェルなどの建設機械の機能・構造・特徴・操作方法・故障内容と原因・
時の対応・施工方法・作業量計算が問題として出されます。
2級建設機械施工管理技士試験の共通試験問題も機種問題も、過去10年の出題傾向を見ると、
出題分野が決まっていることもあり、同じような問題が繰り返し出されています。
例えば、2級試験の平成29年の1問目は、土の締固めについての問題ですが、
平成30年の1問目も土の締固めについての問題です。
ただし、選択肢の内容は表現を変えているため、過去問題を勉強していても同じ問題とは気が付かないかもしれません。
したがって、過去問を勉強するときは、丸暗記せずに内容を理解し、さらに参考書で周辺の知識も覚え込むことで、問題の本質が見えて理解が深まります。
実地の実技試験は、下記から2種類に合格しないといけません。
第1種:ブルドーザ
第2種:油圧ショベル
第3種:モータ・グレーダ
第4種:ロード・ローダ
第5種:アスファルト・フィニッシャ
第6種:アースオーガ
1日2種まで受験できます。
3つ以上の種別を受けるなら、2日以上の受験が必要です。
実技試験は、普段操縦している建設機械であることや、事前の講習があるので合格率が高いです。
2級建設機械施工技士資格は、学科試験で左右されると言えます。
また、過去問だけでは、選択肢の内容を表現変えて出題された場合、
過去問題を勉強していても同じ問題とは気が付かないリスクもあります。
2級建設機械施工技士の勉強方法【おすすめのテキストや問題集】
2級建設機械施工技士は、独学でも合格が可能です。
スクールや通信講座を受けるほどではありません。
- テキストや参考書をざっと読む
- 過去問を繰り返し解く
- 間違えたところは、内容を理解し、参考書で周辺の知識も覚え込む
2級建設機械施工技士おすすめな参考書や問題集
2級建設機械施工技士おすすめな参考書や問題集は、下記になります。
実地試験対策とは?
実技試験は、普段操縦しているので合格率も高いですが、それでも
試験に自信がない方もいますよね!
実技試験は、試験会場によっては事前の講習会があります。
講習会に参加すると合格率が一気に上がるので、実技試験に
不安がある方は、是非講習会に参加しましょう。
詳しくは、建設管理センターのホームページを参考にしてください。
まとめ
- 学科試験の合格率は減少傾向
- 2級建設機械施工技士の合否は、学科試験で左右される。
- 試験対策は過去問だけでは不安
- 実技試験は、事前の講習会がある。
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