
採石のための掘削作業主任者資格とは?国家資格なのに講習だけでOK!?
建設・土木業界、砂利採取業界では需要のある資格の「採石のための掘削作業主任者」資格。
本記事は、採石のための掘削作業主任者の資格概要について解説していきます。
- そもそも掘削工事って?
- 採石のための掘削作業主任者とは?
- 採石のための掘削作業主任者資格概要
上記の内容について解説していきます。
そもそも掘削工事って?
掘削工事とは、土砂や岩石を掘って穴を開け、掘り出したものを別の場所に搬出する作業です。
掘削工事を行わなければ、地下の階層や建物の基礎を支える骨組など、地面より下にあるものを
つくることができないため、掘削工事は建築・土木では必要不可欠な工事です。
トンネルのような大規模な工事もあれば、わずか数メートルを掘る程度の小規模なものまで、
作業範囲は幅広いですが、一般的に掘削工事は排水作業や土留め工事などと同時に行われるため、
比較的、長期間の工事になります。
採石業務管理者資格概要記事になります。
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採石業務管理者の資格は、採石法に基づく国家資格で、各都道府県知事が実施する試験に 合格することで取得でき、全都道府県で有効となります。 本記事では、採石業務管理者の資格概要と試験合格率、試験対策について 解説していきます。
採石のための掘削作業主任者とは?
採石のための掘削作業主任者とは、掘削作業、安全対策・指導などを行う掘削の専門家です。
採石業者においては採石のための掘削作業主任者を置かなければならないため、
建設・土木業界、砂利採取業界では需要のある資格です!
この資格は、指定の技能講習を受講することで取得できますが、
受講資格には原則として実務経験があることが条件となっています。
選任された掘削作業主任者は、作業方法の決定と作業の直接指揮、機械器具類の点検、
命綱や保護帽の使用状況の監視、退避方法の指示などの業務に従事します。
採石のための掘削作業主任者資格概要
ホームページ・受講申込・問合せ
一般社団法人 日本砕石協会
03-5435-8830
願書申込み受付期間
実施先までお問い合わせ下さい。
受講日程
実施先までお問い合わせ下さい。
受講地
各都道府県で実施。
受講料
10,000円~18,000円程度
各都道府県により違いがあります。
受講資格
- 大学、専門、高校で土木関係学科卒業後、2年以上の実務経験者
- 職業能力開発促進訓練(石材科)を修了した者。
- 実務経験、3年以上の者。
受講内容
- 岩石の種類、岩石の採取のための掘削の方法等に関する知識(6時間)
- 設備、機械、器具、作業環境等に関する知識(4時間)
- 作業者に対する教育等に関する知識(1時間30分)
- 関係法令(1時間30分)
- 修了試験 (筆記試験)
2日間で上記内容の講習が行われます。
免除(科目等)について
- 採石のための掘削作業主任者技能講習規程の第一条各号に掲げる者は、岩石の種類 岩石の採取のための掘削の方法等に関する知識及び、設備、機械、器具、作業環境等に関する知識が免除。
- 職業訓練のうち、石材科の訓練を修了した者(採石についての技能を専攻した者に限る。)は、岩石の種類 岩石の採取のための掘削の方法等に関する知識、設備、機械、器具、作業環境等に関する知識が免除。
- 石材科の職種に係る職業訓練指導員免許を受けた者は、岩石の種類 岩石の採取のための掘削の方法等に関する知識、設備、機械、器具、作業環境等に関する知識、作業者に対する教育等に関する知識が免除。
まとめ
- 採石のための掘削作業主任者とは、掘削作業、安全対策・指導の専門家
- 建設・土木業界、砂利採取業界では需要のある国家資格
- 掘削面の高さが2m以上の岩石掘削作業場に必要な資格
- 講習後の修了試験合格すると資格取得できる
採石のための掘削作業主任者とは労働安全衛生法に定められた国家資格のひとつであり、
採石業にかかわる掘削面の高さが2m以上の岩石掘削作業場に必要な資格で、
受講をするだけで取得できる国家資格となっています。
(※修了試験は講習をちゃんと受けていたら、ほぼ落ちません。)
受講するには条件がありますが、建設・土木業界、砂利採取業界では需要のある資格なので
転職・就職にも有利となるので「採石のための掘削作業主任者」に興味が湧いた方は、
受講してみてはいかかでしょうか。