理学療法士になるには?理学療法士の養成校はどこが良い?

理学療法士になるには?理学療法士の養成校はどこが良い?

理学療法士になるには?理学療法士の養成校について、またこの資格が転職に役立つのか、またこの資格の活かし方や、収入と将来性、合格率、おすすめテキスト、参考書や問題集などを解説していきます。

本記事でわかる事
  • 理学療法士とは?
  • 理学療法士養成校について
  • 理学療法士になるには?
  • 理学療法士資格は転職に役立つ?
  • 理学療法士資格の活かし方
  • 理学療法士の収入と将来性
  • 理学療法士試験合格率
  • 理学療法士試験おすすめテキスト・過去問

上記の内容について解説していきます。



理学療法士とは?


理学療法士のおこなう理学療法とは、障害のある一人ひとりの体の状態をみて、「立つ」「歩く」などの基本動作を訓練し、体の機能を以前の状態に戻していく治療法や支援のことをいいます。

例えば「足の指先の機能を回復する」「普通に歩けるようにする」といったそれぞれの患者にあった目標を計画し、適切な治療や支援の内容についてのプログラムを作成して実践します。

弱った筋肉の強化、感覚麻痺の回復、後遺障害による痛みの軽減・・・等々、運動機能に直接働きかける治療法から、歩行練習や動作の繰り返し練習などの能力向上を目指す運動療法まで、機能改善に必要な専門知識を用いて日常生活の自立を目指します。

また、必要であれば患部を温めたり、筋肉細胞に電気を通して刺激を与えるなどの物理療法も実施します。

理学療法士養成校について


理学療法士になるには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成校(養成施設)で3年以上学習し、必要な単位を取得後卒業して国家試験の受験資格を得て、その後、国家試験に合格しなければなりません。

理学療法士の養成校の入学は難しい?

理学療法士の養成校には、比較的入りやすい専門学校から、難易度の高い国公立の大学までさまざまです。

国公立であれば学費も安く済むので一番理想的です

学費免除になればお金もほとんどかかりません

レベルの低い専門学校になると国家試験の合格すら困難なので要注意です

途中でリタイアする可能性もあります。

大学にもピンからキリまでありますが、学士(大卒の学歴)が取得できるいう面では大学の方がおすすめです。

資格取得後に、より専門的な知識を身に付けるために大学院へ進む道も選べます。

大卒の方が万が一の場合進路変更もしやすいです。

4年制の専門学校へ行くのであれは、可能な限り4年制の大学がおすすめです。

3年制の専門学校なら大学より1年早く卒業できるというメリットもあります。

自分に一番あった学校へ進学するのがいいので、自分の足でいくつかオープンキャンパスなど行って情報を集めてみてください。

3年制の短大・専門学校は留年の可能性も高い?

養成校には3年制と4年制がありますが、短大・専門学校とはいえ国が認めた養成校です。

出席さえすれば誰でも卒業できるほど簡単ではありません。

履修する内容は同じなので、3年制ということは4年制で学習する内容を3年で学習しなければなりません。

まず必須科目が多いので、1つでも単位を落とすと留年となる学校が少なくないので気が抜けません。

軽い気持ちで入学したり、学習を続けるのが苦手な人は3年制に行かないほうがいいです。

結局は留年して卒業に4年かかってしまいます。

もちろん高校時代の成績が優秀で、学習するクセのついている人は3年制でも問題ないです。

4年制の専門学校へ行ったけど、最後の1年は学費がかかるだけで必要なかったという意見も聞きます。

理学療法士になるには?

上記で解説しましたが、理学療法士になるには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣が指定した養成校(養成施設)で3年以上学習し、必要な単位を取得後卒業して国家試験の受験資格を得て、その後、国家試験に合格しなければなりません。

それでは、理学療法士の試験概要を解説していきます。

ホームページ・受験申込・問合せ

  • 厚生労働省
  • 理学療法士国家試験運営本部事務所
    03-6659-9687
  • 厚生労働省医政局医事課試験免許室
    03-5253-1111(内線:2574、2575、4143)

受験資格

  • 学校教育法(昭和22年法律第26号)第90条第1項の規定により大学に入学することができる者(法第11条第1号の規定により文部科学大臣の指定した学校が大学である場合において、当該大学が学校教育法第90条第2項の規定により当該大学に入学させた者又は法附則第6項の規定により学校教育法第90条第1項の規定により大学に入学することができる者とみなされる者を含む。)で、文部科学省令・厚生労働省令で定める基準に適合するものとして、文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識及び技能を修得したもの(修業し、又は卒業する見込みの者を含む。)
  • 外国の理学療法に関する学校若しくは養成施設を卒業し、又は外国で理学療法士の免許に相当する免許を得た者で、厚生労働大臣が(1)に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの。
    詳細はこちら
  • 法の施行の際(昭和40年8月28日)現に文部大臣又は厚生大臣が指定した学校又は施設において、理学療法士となるのに必要な知識及び技能を修業中の者であって、法施行後に当該学校又は施設を卒業したもの

願書申込み受付期間・受験料

  • 12月中旬~1月上旬頃まで
  • 10,100円

身体上の障害等に係る特別措置について

視覚、聴覚、音声機能若しくは言語機能に障害を有する者で受験を希望する者は、受験申し込み前の指定された日までに厚生労働省医政局医事課試験免許室又は理学療法士国家試験臨時事務所に「国家試験の受験に伴う配慮事項申請書」を用いて申し出ることで、受験の際にその障害の状態に応じて必要な配慮を講じてもらえます。

試験内容

筆記試験

一般問題
  • ① 解剖学
  • ② 生理学
  • ③ 運動学
  • ④ 病理学概論
  • ⑤ 臨床心理学
  • ⑥ リハビリテーション医学(リハビリテーション概論を含む。)
  • ⑦ 臨床医学大要(人間発達学を含む。)
  • ⑧ 理学療法
実地問題
  • ① 運動学
  • ② 臨床心理学
  • ③ リハビリテーション医学
  • ④ 臨床医学大要(人間発達学を含む。)
  • ⑤ 理学療法

口述試験及び実技試験

(点字試験受験者に対して、実地問題に代えて次の科目について行う。)

  • ① 運動学
  • ② 臨床心理学
  • ③ リハビリテーション医学
  • ④ 理学療法
  • ⑤ 臨床医学大要(人間発達学を含む。)

受験地・試験日程

筆記試験

  • 北海道、宮城、東京、愛知、大阪、香川、福岡、沖縄
  • 2月下旬頃

口述・実技試験

  • 東京
  • 2月下旬頃

合格基準

以下全ての基準を満たした者が、合格となります。

  • 総得点のおおよそ60%以上の得点率
  • 実地問題のおおよそ35%以上の得点率

理学療法士資格は転職に役立つ?


理学療法士のような専門的な国家資格を持っている人が転職する際は、転職支援サービを利用するのが一般的です。

何よりも求人の数が圧倒的に違います。

給与や勤務形態、その他の希望など、自分では言いづらい条件を考慮して転職先を紹介してくれます。

自分1人で探すよりも、希望にあった条件を見つけやすいのが特徴です。

PTOTキャリアナビ

もちろん無料で利用できます。

卒業見込みの学生の方も利用できます。



理学療法士資格の活かし方


理学療法士は、医療の分野と介護の分野において安定した求人数があります。

特に介護分野の求人数は年々増加傾向で、老人保健施設や通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションにおいて求人が増えています。

理学療法士の大半は病院、クリニック、老人ホーム的なところに就職します。

医療分野では急性期医療を行なう総合病院や、回復期のリハビリを行なうリハビリテーション病院、整形外科などリハビリテーション科があるクリニックなどで求人があります。

最近は郊外でもそういった施設が増える傾向にあるため、都会だけではなく地方でも仕事を見つられます。

理学療法士とは、まさに全国どこでも通用する一生涯役立つ資格といえます。

自分が働きたいエリアで仕事を見つけられるので、IターンやUターンにも適した資格です。

理学療法士の収入と将来性


理学療法士の資格取得者は年々、増えていますが、まだまだ需要の高さに追いついていないのが現状です。

高齢化社会をむかえ、患者さんの数が加速度的に増えている状態ですので、現場は慢性的な人手不足であり、有資格者の就職率はとても高くなっています。

高齢化は今後も継続してゆきますので、高齢者医療における将来性は非常に高いと言ってよいでしょう。

非常勤でも高い報酬で歓迎されるのが理学療法士の特徴でもあり、結婚や育児のために現役をしりぞいた女性が復職するのも、比較的、容易となっており、非常勤として家事との両立も可能です。

常勤なら、より安定した収入を得ることができます。

理学療法士試験合格率

国家試験の合格率は例年80~90%台で推移していますが70%台に落ちた年もあります。

実施年受験者数合格者数合格率
2021年11,946人9,434人79%
2020年12,283人10,608人86.4%
2019年12,605人10,809人85.8%
2018年12,148人9,885人81.4%
2017年13,719人12,388人90.3%

理学療法士試験おすすめテキスト・過去問

理学療法 臨床実習サポートブック レポート作成に役立つ素材データ付

  • 理学療法士になるために必須な臨床実習において、フル活用できる手引書です。
  • 実習を乗り切る戦略的・効率的なノウハウを、経験者ならではの視点から学ぶことができます。

PT評価ポケット手帳

  • 理学療法士の「評価」におけるガイドブックです。
  • 臨床現場においてよく遭遇する疾患を想定し、厳選された評価161のポイントとコツが専門家によって解説されています。

理学療法士・作業療法士国家試験必修ポイント 専門基礎分野 基礎医学

  • 人気テキスト「必修ポイントシリーズ」の最新刊です。
  • 2022年の理学療法士・作業療法士の国家試験対策に対応しています。
  • 基礎医学のほかに、臨床医学(2021年6月29日発売)、基礎PT学(2021年7月13日発売)もあります。
  • 図やイラストを使用し要点をわかりやすくまとめられています。

理学療法士国家試験過去問題集 専門問題10年分

  • 理学療法士国家試験を第47回~第56回までの10年間収録しています。
  • 各年度ごとに専門分野の問題・解答のみを掲載し、解説はありません。

クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説


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