AIによってFPの仕事がなくなるってホント?その理由を徹底解説!
先日、FP技能士資格についての記事を投稿させていただきましたが、ファイナンシャルプランナーについて調べていくと、AIに仕事奪われるランキングにも掲載されていました。
ただ、私個人はFPはなくならないと考えております。
そこで今回は、まず一般的にFPがAIに代替され仕事が奪われると言われている理由について解説した上で、FPがAIに代替されない理由についてお伝えしていきます。
また後半では、今後FPとして生き残っていくために必要となるスキルについてもお伝えします。
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どうしてもこの記事を読んでいるあなたに
伝えたいことがあります。
ちょっと最近聞いたんですが、
「今、プログラミングスキルが激アツ!!」
って知ってますか?
FPがAIに負けると言われる理由
定型作業の職業はAIの得意分野
FPがAIに代替されると言われる1つ目の理由として、知識が体系化されておりわかりやすい分、定型的な作業が多いからです。
FP以外にも弁護士や公認会計士・税理士などの職業も同じですね!
顧客の法律相談や会計・税務相談、あるいは資産運用に関する相談などは、ある程度答えが決まっており、
定型作業の要素が強いです。
そして、定型作業は問いと答えを覚え込ませればいいだけなので、AIの得意とする分野となります。
資格・検定に関しては、受験のためにわかりやすい教材が多数出ており、AIに読み込ませる題材が多いため、
AIにとって非常に進出しやすい分野となります。
まとめると「資格関連の職業はAIの得意分野」となり、FPがAIに仕事を取られてしまう理由になります。
キャッシュレス化や個人ID(日本のマイナンバーに相当)で政府に管理されてる国は、資産管理が進んでおり、税務申告が簡単に行えるため、税理士はいらなくなったと言われることがあります。(※実際に税理士という職がなくなったわけではありません。)
このようなIT先進国の事例を引き合いに出して、ITシステムによる情報の一元管理やAIの利用により、今後多くの分野でも同様に、士業の仕事が奪われるのではないか?と言われることが増えてきています。
資産運用はAIの方が得意
FPがAIに代替されると言われる3つ目の理由としては、「資産運用はAIの方が得意」であることが挙げられます。
FPの主な業務の1つとなるのが、顧客の資産運用アドバイスです。
現状保有している、あるいはこれから保有しようとしている金融資産や不動産について、
顧客にアドバイスをすることで、顧客の資産を増加させる手助けをします。
しかし、株式や投資信託などの金融資産は、市場の膨大なデータを解析して答えを導き出せる
AIの方が本来は得意な業務であり、今後AIによる運用がより活発になると予想されています。
現状でも既にAIによる株式・投資信託運用を行っている会社も一定数あり、
一人の人間であるFPがAIより優れたデータ解析を行うのは非常に難しいです。
そのため、資産運用についてFPに任せるよりは、AIをに任せた方がいいのではないか?
といった論調が今後さらに加速する可能性があります。
以上より、「資産運用はAIの方が得意」であることは、FPがAIに代替されると言われる理由となります。
顧客の家計管理をAIがやってしまう
FPがAIに代替されると言われる2つ目の理由としては、「家計管理をAIがやってくれる」ことが挙げられます。
資産運用と並んでFPの主な仕事に、顧客の家計管理について相談に乗る業務があります。
家族構成や勤務先、住宅ローンの有無、加入している保険などの情報をもとに、
顧客の家計管理を改善するためのアドバイスを行います。
しかし、近年では便利な家計簿アプリが多数開発されており、また、一部のアプリにはAIが導入され、
入力された家計簿の状況をもとに、AIが必要なアドバイスを行います。
今後もこのようなAIを導入したアプリが、いっそう増えてくることが予想できます。
顧客としても、AIで自動化されることにより、従来FPに支払っていた金額が浮くため、
コストメリットが大きいです。
(アプリにAIによるアドバイスが実装されている場合、追加の料金は発生しない、あるいはわずかであるケースが現状では多いです。)
以上より、「家計管理をAIがやってくれる」ことは、FPがAIに代替されると言われる理由となります。
答えがわかれば相談はいらない
FPがAIに代替されると言われる4つ目の理由としては、「答えがわかれば相談はいらない」ことが挙げられます。
資産運用にしろ家計の管理にしろ、AIによりやるべきことが導き出されるようになれば、
そもそもFPへの相談が不要になる可能性があります。
答えを導き出すために本来は相談するのですが、そもそもAIによって答えが用意されているのであれば、
答えを導きだす過程が不要となり、結果としてFPはいらないのでは?といった流れになります。
以上より、「答えがわかれば相談はいらない」ことは、FPがAIに代替されると言われる理由となります。
FPがAIに代替えされる理由を見ていくうちに、本当に代替えしてしまうでは?って思っちゃいますが、
私、個人はFPの職業はAIに代替されない!!と考えております。
FPがAIに負けない理由
1・どのAIがいいのか判断する必要がある
FPがAIに代替されない1つ目の理由としては、「どのAIがいいのか判断する」必要があることが挙げられます。
先ほど株式などの資産運用はAIにより行われ、FPのアドバイスが不要になるのではないかとお伝えしました。
しかし、各社がAIを使い始めたら、結局どこのAIがいいのか専門家の立場から判断する必要が生じます。
この際に、AIに関する最低限の知識も必要ですが、扱っている分野が金融分野であれば、
金融の専門家であるFPによる判断が必要となります。
今まで各社が人によって運用していたのがAIに代わるだけで、
結局どこに任せたらいいのか?といったアドバイスをFPが行うことは今と変わりありません。
以上より、「どこのAIがいいのか判断する」必要があることは、FPがAIに代替されない理由となります。
2・理屈を簡単に説明する
FPがAIに代替されない2つ目の理由としては、「理屈を簡単に説明する」必要があることが挙げられます。
突然ですが、もし皆様が1万円を株で運用しようと思った場合に、過去に好成績を収めているAIから
「○○株に投資したら1年後に株価が20%増加するので投資すべきです。」とアドバイスを受けたら、投資しますでしょうか?
そのAIの実績にもよりますが、特に抵抗なく投資する人もいるかと思います。
では、1,000万円を株で運用しようと思った場合はどうでしょうか?
おそらくほとんど人が、単にAIに「これが最適です。」と言われただけでは納得しないかと思います。
運用する金額が増えれば増えるほど、なぜそうなるのか?といった詳細な説明を求めるのが、人間の心理です。
もちろんAIが自身で導き出した過程を説明することも可能ですが、顧客の顔色を伺いながら、
適切な粒度・難易度で説明するといったことは、現状AIでは難しいです。
AIはゴールについて提案できても、ゴールまでの道のりについて顧客に説明するのは、
人間であるFPの方が優れています。
以上より、「理屈を簡単に説明する」必要があることは、FPがAIに代替されない理由となります。
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3・顧客の感情に寄り添う
FPがAIに代替されない3つ目の理由としては、「顧客の感情に寄り添う」必要があることが挙げられます。
全ての物事を合理的に判断できるのであれば、AIに言われるがままに行動するのが、
もしかしたら良いのかもしれません。
ただ、現実問題として、人間には感情があります。
理屈としてはわかっていても、「何となく嫌だ。」「何となく納得できない。」といった経験が、
誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか?
特に、FPに相談を寄せる人は、「お金」の相談をしており、非常にデリケートな内容であるため、
どうしても感情的な判断が多くなってしまいます。
合理的ではない判断に対しても、顧客の話を聞き、親身になって相談に応じることで、
感情的なしこりを取り除いてあげることは、人間であるFPにしかできない仕事です。
以上より、「顧客の感情に寄り添う」必要があることは、FPがAIに代替されない理由となります。
FPがAIに代替えされない理由をお伝えしましたが、ただ単にFP業務だけでは、AIに負けてしまうかもしれません。
では、AIに負けないためには、どうすればいいのでしょうか?
③AIに負けないためのスキル
1・対人スキル
AIが台頭してくると、今まで以上に注目されてくるのが「対人スキル」です。
ある意味では、AIとの一番の差別化ポイントとなりえるスキルとなります。
顧客の感情を読み取り、相手の意に沿う行動をとる、あるいは相手さえ気づいていない
潜在的なニーズを質問で掘り起こすことが必要となります。
質問スキルなども当然に必要となるのですが、まず大事になってくるのは聞く力です。
プレゼンではないので、こちらの伝えたいことを伝えるのが目的ではなく、
あくまで相手の知りたいこと、解決したい課題を理解することからスタートします。
聞く力や質問力を上げるためのセミナーや書籍はたくさんありますので、ぜひ勉強してみてください。
以上より、「対人スキル」は、AIに負けないための必要な知識・スキルと言えます。
2・金融の専門家としての知識
2つ目にFPとしてAIに負けないために必要な知識・スキルとしては、「金融の専門家としての知識」が挙げられます。
これは今までも当然に必要な知識でしたが、IT化により様々な補助業務が簡素化された分、
今後はより金融の専門家としての助言が求められます。
また、先述の通りお金に関する顧客の質問に対して、なぜその選択がいいのか?
といった過程を簡単に説明するためには、かなり詳しい知識が必要となります。
とはいえ、いきなり全て専門的知識を勉強するのは不可能ですので、顧客から実際にあった相談に対して、
毎回妥協せずに調べつくして、知識を積み重ねていくことが、力を付ける一番の方法かと思います。
今現在資格も持っていなくても、FPの資格に挑戦できるなら、FP3級から、既に取得されてる方なら
更に上のFP2級、1級を目指して勉強することをお勧めします。
3・AIの知識を学ぶ
3つ目のFPとして生き残るために必要な知識・スキルとしては、「AIの知識」が挙げられます。
先述の通り、今後FP業界にAIが進出してくる可能性は高いです。
かといって、AIの専門家レベルの知識が必要かというと、そんなこともありません。
大切なのは、AIに何ができて・何ができないのか?といった、最低限のAIの知識を得ておくことです。
最低限の知識を身に付けておくだけでも、「AIによって仕事が奪われるのではないか。。」といった
漠然とした不安を消すことができ、また、そのような発言や記事を見聞きしても冷静に対処できるようになります。
その結果として、FPとしてやるべきことに集中的に取り組むことができます。
ファイナンシャルプランナー資格取得の前にお伝えしたいこと
冒頭でも一言お伝えしましたが、今「手に職」を身につけるなら「プログラミングスクール」でプログラミングを学ぶのが激アツなんですけど知ってましたか?
確かに今の会社の為にファイナンシャルプランナー資格は必要かもしれません。
しかし、その資格取得しても今の世の中の情勢であなたは「定年まで安心して働ける」って思えますか?
例えばファイナンシャルプランナー資格取得して、いくらぐらい資格手当付きますか?
おそらく
- 2000円
- 4000円
- 6000円
- 10000円
くらいじゃないでしょうか?
ファイナンシャルプランナー資格は、立派な国家資格ですが手当的に考えると
「なんだかなぁ…」
って思っていませんか?
ここ最近の傾向だと同じ「手に職」のスキルを身につけるなら「プログラミング」を学ぶ人が圧倒的に多いです。
ただ、プログラミングスクールは、受講料が高い!っていうデメリットがあります。
しかし、「プログラミング」が身につくと、就職・転職に困る事ありませんし、収入面でも大きく変化します!
しかも、あなたの頑張り次第でプログラミングスクールの受講費用が高くても、スクール費用代は3ヶ月も働けば生活しながらでも返済できるくらい給料が貰える企業に就職・転職することも可能です。
また、プログラミングスクールには、
- 「転職できなかったら全額返金保証」
- 「98%の転職保障」
- 「1%未満の離職率企業の斡旋」
など受講生が困らない制度を設けているところがたくさんあります!
今、あなたがファイナンシャルプランナー資格取得し月数千円の資格手当を貰いながら消費税や物価がドンドン上がり、生活がドンドン苦しくなっていく生活を送っていくのか、
今、プログラミングスクールは金銭的に厳しいけど、今より数十万給料が上がるスキルを身につける行動を選ぶのかはあなたの
「自由です」
ただ、「プログラミングスクールは高い!」ってイメージが付いている方が多いみたいですが、「受講料安くて保証が手厚い!」ってスクールも何校かあります。
このサイトに「受講料安くて保証が手厚い!プログラミングスクールランキング」が載っていたのでご紹介します!
※生活に不安を感じてる人はみんなプログラミング学び始めてます
まとめ
AIによって、FPの仕事がなくなってしまうと言われてる理由と、AIに負けないための理由を
お伝えしましたが、いかかでしたでしょうか?
AIに仕事取られると思う必要は、無いですが、今まで通りだと危険かもしれませんね。
しかし、AIには「対人スキル」で負けることはないので、AIがFP業界に進出してきても
私たちが、AIを効率よく利用できるようになってればいいかと思います。
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